2. MARCH 2018

AMADEE-18 アマディ18火星模擬ミッション無事終了

フォルティスが公式タイムキーパーを務めた火星模擬実験「アマディ18(AMADEE-18)」が無事終了しました。アマディ18は、オーストリア宇宙フォーラム(OeWF)が2月1日から2月28日まで、オマーン国家運営委員会や国際的な研究機関と協力してオマーンの砂漠で実施した火星シミュレーションです。今までに実施された11の国際的な火星アナログ実験などで得られた専門知識を基盤とし、25ヵ国の機関が参加。19種類の実験を行いました。オーストリアのミッションサポートセンターの指揮のもと、宇宙服に身を包んだオーストリア、ドイツ、ポルトガル、オランダ、スペインからの6名のアナログ宇宙飛行士が実験に挑みました。工学、惑星探査、天文学、地質、ライフサイエンスなど、その内容は多岐に渡ります。

サポートセンターのフライト計画を決定するチームが、安全面や天気予報、砂漠の横断計画、科学者のニーズ、人的誘因、クルーのニーズなどを考慮しながら、実地演習のスケジュールを管理しました。このチームは、フィールドからの科学的データを記録収集するリモートサイエンスサポート(RSS)と絶えず情報交換します。

毎日のように行われた火星地表を想起するような環境でのフィールドリサーチでは、GPSやガリレオなどのグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)を使用して、位置を確認し移動しました。しかしながら、現時点では火星の周りにGNSSが確立されていないため、将来の宇宙飛行士が赤い惑星に足を踏み入れたとき、どのようにして位置情報を得るのか?という疑問への答えを見つけることも、今回の実験の課題のひとつでした。
アナログ宇宙飛行士たちは2月26日、AMADEE-18の最後の EVA(船外活動)を終えました。火星地表を想起するような環境でのフィールドリサーチは、地球外惑星の地表で行うリモートオペレーションの利点と限界を理解するのに役立ちます。

フォルティスが製作した公式ウォッチ「オフィシャル・コスモノート AMADEE-18クロノグラフ」は、大規模ミッションのすべての実験をサポートしました。この時計は、今年の春、一般に公開されます。

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© OeWF / Voggeneder